21世紀以降、石油と化工業界は「構造改革、産業シフト、環境保護」という三つの 特徴を持つ新たな段階に入っています。このような環境の中、新たなマーケットを探し、石炭化工も石油化工との差別化を図るため、産業の高付加価値化への転換を急いでいます。

川上に集中した日本の化工技術は種類が豊富で、グローバル産業チェーンにおいて重要な位置を占めています。一方、資源開発の盛んな東南アジア、オーストラリア、欧州、中東や北米エリア等の政府や企業は積極的に技術を導入するために日本等の技術国との提携機会を模索しています。

ハイケムグループでは、世界エネルギー産業の潮流を読み、合成ガスやシェールガスを利用してエチレングリコールを製造する案件に注目しています。前述エリアへのライセンス供与も視野に入れ、日本の大手企業と共に海外プロジェクトへ参画しており、2019年現在、複数のプロジェクトが進行しています。

今後、ハイケムグループは世界との架け橋として、世界範囲で新エネルギーの原料提供、投資、生産、マーケティングなど一連の事業を繋げることによって、グローバル経済と産業の発展に貢献してまいります。