新疆天業社一期目のプラント
新疆天業社1期目のプロジェクトは、2013年1月6日にスタートアップし、2017年現在までに4年以上稼動を続けており、生産は“安全、安定、長期、高負荷,高品質”を維持しています。中国の合成ガスからエチレングリコールを製造するプラントの中で、一番注目されているプラントです。
当プラントは110%稼働率で稼動しており、連続且つ高負荷な生産が可能です。産出品の優等品率も高く、全てはポリエステルグレードの業界要求に達しています。また、セット触媒の寿命が長く、選択率も高いです。
運転年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 |
計画生産量(万トン) | 3.5 | 4.5 | 5 | 5 |
実際生産量(万トン) | 4.4 | 4.8 | 5.2 | 5.5 |
優等品率(%) | 93 | 95 | 95 | 95 |
稼働率(%) | 92 | 96 | 104 | 110 |
触媒種類 | 選択率 | 実際工業化の使用年限 |
シュウ酸ジメチル(DMO)製造用触媒 | 99 | 3年10ケ月(現在使用中) |
エチレングリコール(EG)製造用触媒 | 98~98.5 | 2年 |
紫外透過率 | 中国標準 | MEG |
220nm | ≥75% | 90-94% |
275nm | ≥92% | 95-98% |
350nm | ≥99% | ≥100% |
新疆天業社2期目のプラント
新疆天業社20万トン/年-エチレングリコールのプラントにおいて、単系列はカルボニル化反応器4基と水素化反応器2基を含めます。
2015 年3 月8 日にスタートアップに成功し、ポリエステルグレードのエチレングリコールを産出しました。
この二期目のプラントは新疆石河子北工業区にあり、20万トン/年-エチレングリコールと17万トンBDOプロジェクトを含め、主に新疆天業化工園区のカーバイト炉オフガスを原材料として利用しています。
単年度の計画生産量は16万トンですが、実際の生産量は17.6万トンに達しています。
陽煤寿陽社1期目のプラント
陽煤寿陽社の20万トン/年-エチレングリコールのプラントは7.5万トンのDMO反応器6基、5万トンの水素化反応器4基を含んでいます。
陽煤寿陽は2016年10月23日に試運転を開始し、2016年11月16日に優等品エチレングリコールを産出しました。当プラントの正常運転は、合成ガスからエチレングリコールを製造する全工程が正常に稼働していることを意味しています。
このプロジェクトは石炭を原料とし、石炭の貯蔵および輸送、石炭スラリーガス化、浄化、CO / H2深冷分離、DMO合成精製及びエチレングリコール合成精製等の工程を経て優等品エチレングリコールを産出し、純度は99.96%に達しました。