技術ライセンス事業
事業概要
技術ライセンス事業、エンジニアリング関連業務、研究開発、マーケティング業務、化工製品の販売等。
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「CTEG®技術」ライセンスと解説

ハイケムグループでは、宇部興産株式会社と共同で、CTEG®技術(石炭由来の合成ガスからエチレングリコールを製造する技術)の中国企業へのライセンス供与を行うビジネスを展開しています。


エチレングリコールは衣料用等の合成繊維の原料で、世界の工場である中国ではその需要は年々増加しています。その製造はコストの高い石油由来のナフサを採用、約7割を中東や米国からの輸入に頼っているのが実情でした。このような環境の中、中国で豊富に産出されている石炭由来の合成ガスからエチレングリコールを製造する技術は中国にとって国家プロジェクトという位置づけであり、宇部興産社が1980年代に開発し、革新技術を握っていた技術に注目が集まっていました。ハイケムはいち早くこの事実に目をつけ、宇部興産社と共同でライセンスビジネスを開始しました。 


世界で初めてのCTEGプラントは、新疆天業社の5万トン/年-エチレングリコールのプラントです。このプラントは、2013年1月に中国の新疆ウイグル自治区でスタートアップし、2017年6月までに53カ月の連続運転に成功しています。このプラントは本当の意味で「安全、安定、長運転周期、100%ロード、優等品」の標準に達しているといえます。


石炭由来エチレングリコールの市場見通し    

エチレングリコールの多くを輸入品に頼っている現状は、短期間では変わらないと考えられる。     

   

   

中国のエチレングリコールの生産量、自給率は限定的で、生産量が不足しているため、輸入量が多く、外部への依存度は継続的に高い。
2016年中国のエチレングリコール消費量は、1355万トン(その内、ポリエステル用途は1255万トン、非ポリエステル用途は100万トン)、累計で757万トンを輸入し、総需要量の56%を占めている。


CTEG®技術プロセス図:


CTEG®技術とは、 石炭、シェールガス、石炭燃焼のオフガス、天然ガス等からなる一酸化炭素と水素を原料とし、エチレングリコールを製造する化学プロセスです。この製造方法により、カーバイドおよび鉄鋼の生産過程で発生したオフガスを有効利用することができ、環境にも優しい技術です。
<strong>CTEG<sup>®</sup></strong>技術とは、<strong>石炭、シェールガス、石炭燃焼のオフガス、天然ガス</strong>等からなる一酸化炭素と水素を原料とし、エチレングリコールを製造する化学プロセスです。この製造方法により、カーバイドおよび鉄鋼の生産過程で発生したオフガスを有効利用することができ、環境にも優しい技術です。
  • CTEG ®技術の特徴
    宇部興産社は気相法によるCOからDMOを合成する技術を自社開発し、約30年の工業化実績を有しています。
    反応の高選択性と製品の高純度です。
    プロセスの重要中間体であるMNのコントロールに対して、宇部興産社は独自の技術を持っており、運転の安全性を保証できます。
    副産物が少ない(DMC / DMO <2%)。
    カルボニル化および水素化触媒の高活性及び高選択性です。
  • CTEG ®技術の優位性
    技術成熟度が高く、中国国内のプラントでは既に4年以上継続的に稼働しています。
    触媒のクオリティと安定性が高く、工業化実績を有しています。
    研究開発に注力しており、日中両国に多くの研究開発センターを設立し、現有技術を継続的に改善し、その優位性を維持しています。
    製造から販売まで一連のサ-ビスを提供し、顧客が抱える問題の解決をサポートしています。

ハイケムグループのCTEG®技術優位性

コスト優位性
コスト優位性
プロセス優位性
プロセス優位性
触媒優位性
触媒優位性

中国における主要な石炭産地(新疆、陝西北部、内モンゴル)の石炭産出量は多く、品質も良いことから、化工原料として強い国際競争力を持っています。 CTEG®技術は合成ガスからエチレングリコールを製造する世界でも最先端の技術です。同類の技術の中でも製品の品質の信頼性が高く、総合コストも最も低いといえます。原料コストの優位性と技術の優位性を両立させており、高品質且つ低コストな、エチレングリコール製品の生産を可能にしています。

 

エチレングリコールは汎用化学品であるので、低コストであることは重要なポイントです。他の原材料と比べ、石炭由来のエチレングリコールは製造において強い競争力を持っています。工業プロセスの競争は最終的にコストの競争であると考えられます。

1. 安全性:DMOユニットの中間体亜硝酸エステルは爆発し易いという特性を持っていますが、宇部興産社はプロセス反応を安全範囲内にコントロールし、30年以上の安定稼働を実現しました。また、中国国内の初めてのプラントにおいても4年以上、安定稼働しています。

 

2. 安定性:新疆天業社の1期5万トン/年-エチレングリコールのプラントはスタートアップに成功し、安定稼働しています。稼働を始めた年度は4.4万トンの生産能力に達し、最近3年間の生産能力は5.2-5.4万トン/年に達しています。この実績は、ハイケムグループの技術における「長運転周期、100%ロード、安定性が高い、稼働の柔軟性が高い」という特長を十分に証明できます。

 

3. 原単位が低い:新疆天業社の実績により、ハイケムグループのCTEG技術は業界で原単位が一番低いと証明されました。

 

4. プロセス改善:宇部興産社と共に既有技術をスケールアップするために、改善作業を継続しています。

 

5. 製品品質の安定性と信頼性が高い:川下のポリエステルメーカー(浙江桐昆,双兔)の使用実績により、現在、中国国内における石炭由来のエチレングリコール製品の中で、ハイケムグループの技術により産出された製品は、安定性と信頼性が非常に高いです。

 

6. ライセンス許可の実績:2017年までのハイケムグループの実績はライセンス許可14件、総生産能力350万トンです。

1.選択率が高い:実生産中、カルボニル化触媒の選択率は99%以上に達しており、水素化触媒は98.5%以上に達しています。

 

2. 水素化触媒の強度が高い:ハイケムグループの水素化触媒の強度は一般強度の2~5倍で、且つ反応プロセス中粉化し難く、反応器内部の圧損は短時間で急上昇することはないです。

 

3. 触媒の寿命が長い:ハイケムグループのカルボニル化反応をさせる触媒は新疆天業社のプラントで3年10カ月使用されており、今の状況から判断すると、触媒の寿命は5年以上であると考えられます。ハイケムグループの水素化触媒は市場で唯一、一年間を超えた使用実績を持つ製品で、使用寿命は約1.5年です。

 

4. 充填量の優位性:触媒の嵩密度が低く、同じ反応器中に充填される重量が比較的低い。

 

5. 工場の生産水準が高い:ハイケムグループの南通工場は国際的にも最先端の触媒工場で、生産水準は触媒品質の安定性及び供給の即時性を保証しています。

从专利商到综合运营商

高化学技术株式会社不仅可以向客户提供先进技术,还向业主提供包括资金筹措和销售等在内的综合性服务,努力为世界各地的客户提供满足需求的产品、技术、服务。


CTEG技术专利商
专利
技术支持
催化剂

ハイケムグループの技術ライセンス一覧

CTEG技術以外においても、ハイケムグループは合成ガスを原料とする他の技術の開発を行っており、ライセンス業務に取り組んでいます。ハイケムグループは日中両国の各大手企業と長期的な友好関係を構築しており、様々なC1~C4の川下製品のライセンス技術を代理販売しています。

※1 合成ガスからワンステップでエタノールを生成する技術
※2 フィッシャー・トロプシュ合成技術
※3 グリコールエーテル燃料(STO)技術

合成ガスから1ステップでエタノールを生成する高効能カプセル触媒 (合成ガスからエタノールを生成する新ルートは既に中国で特許出願済みです。)


 

一種類の触媒のみを用いて合成ガスから直接1ステップでエタノールを合成する製造方法です。

触媒の寿命は3000時間を超えます。

エタノールの片道選択率は80%以上です。

エタノールのSTYは320/Kgcat.‧hに超えます。

FTフィッシャー・トロプシュ合成技術は

合成ガス(石炭ガス化、生物質ガス化、コークス炉ガス転化、天然ガス転化、シェールガス転化等多種由来)を原料とし、硫黄と窒素を含まない、直鎖状アルカンを主とするクリーン液体燃料を合成する。


ハイケムグループはFT触媒の研究開発に取り組んでいます。この研究は、ハイケム東京研究所が富山大学と新型のFT触媒を共同開発し、ハイケム南通触媒工場が工業化製造することで、触媒のアップグレードを実現させました。

 

反応原理

nCO+2nH2 = ( CH2 )n  + nH2


技術の優位性

1. 従来の共沈型触媒及び担持型鉄系触媒と比較すると、新たに開発された高性能担持型触媒は、触媒の空時収量をより高めました。
2. 新たに開発された細孔構造触媒は、触媒の転化率及び選択率を向上させました。


グリコールエーテルは多効性、経済性、安全性を一体にする多機能の複合燃料添加剤で、石油ベース及び石炭ベース軽油の品質を向上させています。ハイケムグループはCTEG技術プロセスの特徴によってオーダーメイドし、CTEGプロセスから副生したメタノールの使い方を変えることにより、石炭ベースにおいて、1ステップだけでグリコールエーテル製品の含酸素液体燃料を生産する技術を開発しました。


グリコールエーテル含酸素燃料の特徴:

1. 軽油との相溶性が良く、燃油機系統の改造は要しない
2. 二成分構成体系、セタン価を柔軟に配分できる
3. 発煙と一酸化炭素排出量を削減

4. 軽油の凝点を著しく降下できる
5. グリーン且つ環境に優しく,二次汚染も無い
6. 軽油中に25%~30%添加できる